こんにちは!もちドーナツです。30代2児の母です。
今回は、乳児専門保育所、準乳児専門保育所、小規模保育事業所、家庭的保育事業所等(以下、小規模園)に利用が決定した方向けに、入園後の流れについて書いていきたいと思います。
保育園入園までの流れは、こちらの記事をご覧ください。
小規模園入園後の選択肢は?
小規模園は2歳児クラスまでしかありませんので、小学校入園まで(5歳児クラスまで)保育園を利用したい場合は、
- 卒業してから別の園に入園する
- 小規模園在園中に5歳まで通える保育園に転園希望を出し、転園する
の2択になります。
それぞれのやるべきことや注意する点は以下の通りです。
①卒業してから別の園に入園する
入りたい園に3歳児クラスの募集があるか調べる
3歳児クラスは募集がない園も多いので、狙っている園がある場合、あらかじめ例年の募集人数を確認しておきます。
募集人数が0人の場合、②の転園を視野に入れるとよいと思います。
令和4年4月に各保育園の募集人数0人だったかどうかは、こちらからご覧いただけます。
優先枠の情報を調べる
現在利用している小規模園が連携施設を設定している場合は、「優先枠」の利用申込みができます。例年、2歳クラスの8月頃が締め切りです。
優先枠については、こちらの記事で紹介しています。
入園希望している園と通っている園が連携しているか、あらかじめ調べておくと良いです。
ただし、優先枠の希望者が多い場合は選考になります。
下の子の入園タイミングを考える
卒業してから別の園に入園する場合、小規模保育事業所の2歳児クラス在籍中に保活をすることになります。
もしも下の子が生まれていて、上の子(2歳児クラス在籍中の子)の3歳児クラス入園のタイミングで下の子をまだ保育園に入園させない場合、利用調整指数の面で不利になります。(申込児以外に利用申込しない未就学児がいる:-1点)
小規模園卒の子には調整指数の加点がありますが、3歳児クラスに申し込む子はそもそも小規模園卒の子が多いので、−1の減点はかなり痛いです。
さらに、上の子の3歳児クラス入園のタイミングで下の子も同じ園に入園申請する世帯は大きな加点がある(きょうだいが同一の施設に利用申込する場合:4点)ので、そういった子には確実に負けてしまいます。
下の子の妊娠・出産のタイミングと保育園利用の可否
ところで、上の子が小規模園などの就学前までの受入れをおこなっていない施設を卒園するタイミングで、下の子の産休や育休に入っていたら、上の子は次の保育園に申し込みすることができるのでしょうか?
それとも、保育の必要な事由がないので、申し込みできないのでしょうか?
答えは、「申し込みできる」です。
さらに、出産後に仕事を辞めないのであれば、利用調整基準表の「就労」を適用し、利用調整を行ってくれます。
そのため、下の子の卒園のタイミングで産休や育休に入っていても、大きな不利益は受けません。(ただし、前述のとおり、上の子の入園申込みをするときに下の子がまだ保育園を利用しない場合は、利用調整指数の減点(申込児以外に利用申込しない未就学児がいる:−1点)を受けます。)
名古屋市は育休中に上の子を保育園を退園させられることもないので、子育てにとても手厚い自治体と言えますね。
②小規模園在園中に5歳まで通える保育園に転園希望を出し、転園する
転園希望はまず区役所に相談
4月入園の申請と異なりインターネットでの申請はできませんので、区役所に直接申請書を提出することになります。区役所では毎月保育園の空き具合も教えてもらえるので、まずは窓口で相談しましょう。
一度転園申請をすると、取り下げるまで有効になるので、毎月申請書を提出する必要はありません。
転園が決まったら、元の園には戻れない
転園が決定すると、新しい園の「保育利用決定通知書」が届きます。同時に、今まで通っていた園の「保育利用決定取消通知書」も届くので、『やっぱり今までの園に通い続ける』ということはできません。
転園の時期は、通知が届いた日の翌月からになります。思わぬタイミングで転園が決まっても、転園を遅らせることやキャンセルすることはできないので、注意が必要です。
所感
個人的には、小規模園卒園まで待たずに転園を検討することをおすすめします。
- 3歳児クラスはそもそも募集がない園も多いため、選択肢が限られる
- 3歳の気持ちの整理が難しい時期に保育園が変わるので、親も子もストレスがかかる
- 下の子の保育園入園タイミングを考えなくて済む
- (下の子がいない場合)3歳児クラス申込時、2人同時入園を希望するライバルに利用調整指数で勝てない
これらの理由のためです。
年度途中に転園希望を出しているライバルは意外と少ないので、人気園にぴょんと入れたりします。
ただし、転園の決定が分かるのは20日頃で、翌月1日から新しい園の利用開始なので、面談や準備で突然バタバタするのは覚悟しなければなりません…
長々と書いてしまいましたが、どなたかの参考になれば幸いです。